この批判的な声は、象徴的に「偽りの父」と呼ばれて来たそうです。
※「偽りの父」とはキリストがサタンに付けた名前。
なぜならこれらすべての批判、
「それでは不十分だ。」
「おまえは大した人間じゃない。」
「おまえのやってることは間違ってる。」
などという批判的な意味の言葉は、基本的にすべて嘘だからです。
存在における私たち本来の性質、私たちの本当の価値、値打ちについて。
その批判的な声を、古代、認識する時、
私たちの物理的現実は、特に古代、何か自分の外にあるもの、
中に居る自分から分離したものと見られる傾向がありましたので、
この批判的な声の観念もまた、自分の外部に存在する原型の観念に投影されたのです。
なぜなら古代の人の多くは、それが自分自身の意識の一部、精神の一部、
物理次元のマインド(フィジカル・マインド)から生まれていることを、理解しなかったからです。
ですからこの種の批判的な裁きが自分の中に生まれ、
その声が頭の中に聴こえると、
ただ右に倣えで、すべてが自分の外で起きていて、
物理的現実が本当に自分の外にあると考えたのです。
そしてこの批判的な声を様々な観念、悪魔、悪霊、サタン、
それらすべての本質的に「偽りの父」の原型となる象徴に当てはめたのです。
ですからどうか理解して欲しいとバシャールは訴えています。
私たちがこの批判的な声を、頭の中に聴くとき、
ある意味それは、私たちにとって本当は嘘をついているのです。
そして私たちに、本当の自分から明らかに外れてしまった波長を、
調整する機会を与えてくれるのです。
その5に続く
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